松本 「生存を支える会(仮)」にご協力願います。

 報道されているとおり、この冬、非正規労働者を中心に、全国数十万人・長野県内で5000人(全国第2位)の労働者が解雇されようとしています。
 職安には職探しや住居相談が殺到(27日松本ハローワークには300人来場)しており、少数ながらSSTにも住居の無い派遣労働者からの相談が来ています。
 現在、松本市を中心に、報道などで危惧されてる「解雇・寮追い出しで野宿者・ネットカフェ難民になるケース」はほとんど発見されていません。しかし、市役所や職安には12月・1月・2月の解雇が確定した人々からの相談が多数寄せられており、決して予断を許せぬ状況です。私の狭い交友関係の中でも、少なくとも4名の知己が、この12月で解雇・失業の憂き目にあっています。
 これは断じて事故や天災ではなく、「構造改革」「規制緩和」を推し進めるグローバル資本と国家によって引き起こされた「予定された人災」であり、「対テロ戦争」とも根と軌を一にする暴力構造に他なりません。 

 この状況の中、SSTは以下の活動をしてきました。


1.生活保護申請への同行・生活保護相談
2.生活保護窓口運用の対応改善要請
3.生活相談者への対応(仮宿確保・各手続きサポート)
4.労働相談・労使交渉支援(《LCCながの》と協力)
5.市への年末年始の臨時窓口設置・市営住宅開放など支援実施の要請
6.野宿生活者のサポートと要支援者の発見のための夜回り
7.年末の市・県・国の支援策を紹介するチラシの配布
8.市・職安・市議会会派への情報提供
9.解雇・新自由主義政策・戦争に反対するアピール
10.全国各地の越年越冬の取り組みとの情報交換


 冬の寒風と解雇が本格化するに至り、SSTの活動は更に重要性を増すものと思われます。状況次第では、駅前での炊き出しなども検討しなければならないでしょう。
 そこで、本会に協力くださる仲間を増やし、活動の強化を目指したいと思います。とりわけ生活保護申請や就職安定資金融資手続きなど、煩雑かつ不当な窓口運用の横行する諸手続に、相談に基づき同行サポートできる仲間を募集中です。
 つきましては、上記活動に理解くださる方を対象に、以下の通りガイダンスを実施しますので、この機にぜひ、生活保護などの基礎を学んでいただきたく、ご参加検討願います。



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             記
◆SSTガイダンス
1月3日 14:00から 
松本市緑町公民館※
※場所が分かりづらいので、縄手通りからお電話ください
(080−5141−4694)
生活保護申請サポーター要請講座 (担当;八木)
●就職安定資金融資手続きサポーター要請講座(担当;豊原)
●討論と交流
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★また、生活保護申請同行の基礎を知りたい方(以後、同行サポートにご協力頂ける方のみ)は、随時出張レクチャーします(所要60分程度)ので、ご相談ください。
 
★SSTの活動へのカンパ(現在は本会に用途一存できるものに限定)は 090-1867-1155(豊原)まで

 物資支援の申し出は0263-46-0624(有賀;FAX兼)までお問い合わせください。

 あわせて、これまでカンパや物資をお寄せ下さり、また「必要の際の物資供給」をお申し出くださった方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

★良書として、以下ご紹介します。

『本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』(湯浅誠 同文館出版)
『いのちくらし生活保護Q&A50プラス1』(竹下義樹 高菅出版)

生存を支える会(仮) 080−5141−4694(八木)