雇用相談年齢無制限で

ジョブカフェに緊急窓口

 雇用情勢の悪化を受けて、県は15日、松本、長野両市にある若者向けの就職支援施設「ジョブカフェ信州」に緊急雇用相談窓口を開設した。就職相談以外にも、県営住宅への一時入居の相談なども受け付ける。

 ジョブカフェ信州では、求人情報を検索できるほか、専門職員による適性診断や業種分析などの相談を受けられる。ふだんは、おおむね35歳以下の離職者を対象にしているが、緊急の窓口では年齢に関係なく、相談を受け付ける。松本市深志の「松本センター」、長野市新田町の「長野分室」とも、15日から1人ずつ職員を増やして対応している。

 ジョブカフェ信州の利用者数は昨年9月以降、前年同月を上回っており、特に12月は、前年同月比89・4%増の1036人だった。

 15日午後、松本センターを訪れた40歳代の男性は、受注減の影響で、勤めていた安曇野市内の自動車部品会社を辞めざるを得なくなったという。ハローワークも訪れたが、「2時間待ち」だったため、ジョブカフェを訪れたといい、「生活資金の融資相談もやっていたのでよかった」と話していた。

 県は同日から「勤労者生活資金緊急融資制度」(返済期限10年、限度額100万円)も始めた。勤務先の事情で失業して求職中の県内在住者が対象で、県労働金庫の各支店で受け付ける。

(2009年1月16日 読売新聞)



2009年01月15日(木) 08:30〜18:30 から当分の間(松本センター)
2009年01月15日(木) 09:00〜17:15 から当分の間(長野分室)

離職を余儀なくされた方(35歳以上の方も含む)

松本市深志1-4-25 松本フコク生命駅前ビル 1階・2階
松本センター:0263−39−2250

長野市大字南長野 新田町1485-1 もんぜんぷら座4階
長 野 分 室 :026−228−0320